ザレゴト

カードゲームやノベルゲームについてたまに書くだけ

BALDR SKY Dive1&Dive2終わりました

ホントは数日前に終わってたけど、古戦場中だったのでね。

さて、気になるプレイ時間はこちら!

 

 

 

 

 

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163時間!!!

 

バカ!!!

 

えろすけ曰、2作合わせて平均120時間くらのようなので、40時間余計にかかってますね。つけっぱなし放置してた時間もあるけど、それも5時間に満たないだろうから誤差の範囲内。

そら2週間以上かかりますわ……

 

それだけ時間かけたんだし、感想を言語化しないのは勿体ないかと思って今書いてます。いくつか言いたいことあるしね。

 

「今更そんな古いゲームの感想書いてどうするの?」ってか?知るかボケ自己満足の戯言じゃ!

 

 

 

 

ざっくりとした感想

 

シナリオ:好き。特に菜ノ葉と千夏のBADが良すぎて震えた。BADらしいBADの質は今までやった中で最高。

絵:好き。ちょっと腕が長い気がするけど。夜背景の千夏のCG2枚が特に好き。

曲:大好き。OPは言わずもがな、BGMもなかなか。

キャラ:好き。千夏みたいなキャラもっと増えて。

尺:優勝。バカ。

ゲームパート:思ったより楽しめた。頑固だからnormalのままやったけどeasyにすればよかったな、とは思う。

総評:めっちゃ好き。満足度かなり高い。ただ、もっとテーマ性が分かりやすく強い方が好きで、途中までの展開でそれ期待しちゃったから肩透かし気味。それでもえろすけで点数つけるなら90点はつける。やってよかった。全人類やれ。

 

以下細かな感想。

ネタバレがあるので注意。

各√感想 

レイン√

レインというキャラがそんなに好きでは無かったので、「こいつセンターヒロインだったらどうしよう……」とか不安に思いながら進めてました。キャラの主張がゲーム全体を通して薄いから、この√に関しては助かりました。

1√目で、記憶遡行パートがどれも新鮮だったこともあり、一番印象が薄い√ではあります。千夏や菜ノ葉があんまり登場しないので、そっちが気になってしまったというのもあります。勲出てきた辺りからは結構ワクワクしました。

BADはなかなかキツイ終わり方でしたね。レインそれでいいんか?好き。

戦闘パートは、最後のジルベルト戦で初めて詰まりました。装備のアップグレードとかよくわからなかったので、殆ど初期装備で挑んだので大分苦戦、当然ですね。多分2時間くらいリトライしてたと思います。

 

菜ノ葉√

泣かないで菜ノ葉……

唯一本編でシュミクラムに乗らないヒロイン。だからなのか、庇護欲しか湧かない。頭撫でたいキャラナンバーONE。

直樹や千夏、フェンリルの面々がちょくちょく出てくるようになったので、レイン√に比べると断然楽しんでいました。レイン√がつまらないわけではないけど。十分面白いけど。

BADはどれもよかったです。抱擁もENDも夢境ENDいずれも生理的嫌悪感の塊で、まあキツかった。夢境ENDなんて、「菜ノ葉が何したって言うんだ!!!」って叫んだくらいです。全体的に菜ノ葉かわいそ過ぎるのが問題。凌辱シーンとか。でも好き。

 

戦闘パートですが、千夏初戦はまあまあ苦戦しました。でもジルベルト程ではありません。多分30分かからなかったと思います。

その後の対直樹戦はありとあらゆる怒りを叩きつけて1発でクリアできました。やったね。

 

千夏√

一番好きなキャラ。だからこそ、再会後しばらく素っ気ない態度が続いててグサッときてました。記憶遡行パートがオアシス。

この√から作品全体の流れが見えてきて、大分テンション上がりました。トランキライザー初登場やら箱舟計画やら、なかなかてんこ盛りな√だったなーと思います。流石Dive1ラスト。

BADは恋結ENDがなかなかキツくてよかったです。感覚弄らんといて下さい。マジで。

戦闘パートですが、Twitterでもぼやいた通り、勲戦で詰まりました。コンボという概念を知らず、遠距離主体の兵装だったので当然ですね。必殺技(?)命中させる練習して、どうにかこうにか突破しました。多分4時間くらいリトライしてましたね。あの曲聞くとフラッシュバックします。トラウマです。

 

亜希√

フェンリルとアーク社周辺の情報ががっつり開示される√。ちょくちょくフェンリルとの演習が挟まって大変でした。

この√で一番印象的なのは亜希の設定。母親のクローンです!って語られた時は「あああああああああ」ってなりました。なるよね?みんななるよね?なんでこのゲームはこんなに嫌悪感を刺激する設定ばかりなのでしょうか。キツイっす。好き。

戦闘パートはスムーズに進みました。VS真で挙動理解までに数回リトライしましたが、それくらい。

 

記憶遡行編

大体これまでに読んだ内容の復習でしたが、クゥ周りのエピソードは気になっていたので十分楽しかったです。記憶遡行編千夏をすこれ。

 

真√

初登場からどう見ても真ちゃんでしたよね。いいんですけど。

脳内の声が聞こえてくるタイプの娘。カワイイ。一家に一台欲しい。

BADは、他の√に比べると普通でした。マジで普通でした。つまんないの。

戦闘パートは、対真で詰みました。多分5時間くらい殴ってました。飛ぶな。消えるな。ビームを打つな。

 

空√&True?

正史だけあって、他の√とは異なる展開が始まってワクワクしながら読み進めました。結果、思ったより大人しくまとまったという印象です。でもジルベルトの置き土産以降はしっかり盛り上がれたので良し。最後の全員集合パートとか、ありきたりですが激熱でした。

戦闘パートは、真3回目でちょっと苦戦した以外はコンテ無しで進められたので、「最後だから勝てるようにしてくれてるのかな?」とか考えてました。そしてプレイ済みの方ならわかると思うんですけど、ラスボスで詰みました。即死技の避け方確率するまでに2時間、ラスト1ゲージまで削れるようになるまでに3時間かかって、最後の”アレ”を喰らって心折れました。6時間殴って勝てなかったのでeasyにして1発クリア。いつかリベンジします。

Trueは短いけど「よかったね」って感情の塊になれる良き締め。でも空編ラストの方が締め性能高いと思います。

トランキライザーという象徴的要素が登場していたから、もっと「AIとは」とか「人とAIの本質的差異とは」とか、仮想空間との対比を通した世界解釈とかあるのかと思っていました。ノインツェーンの掘り下げもあっさりで、「ただの悪役」ポジに収まったのも意外。もっと抽象化すれば見えてくるモノもあるだろうけど、今はその元気はありません。

 

 

 

 

装備と戦闘

 

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バズーカ砲とミサイルランチャーで戦ってました。コンボなんて知りません。

一応、ガチャガチャやってコンボっぽいことも狙ってましたが、締めがバズーカ砲なのできっとコンボでは無いのでしょう。アームアッパーがレベル1なのとかいろいろお察し。

千夏√途中から殆ど装備変わってません。有識者に話したら怒られました。縛りプレイではありません。

 

苦労した戦闘は、苦労した順にラスボス、5周目真、3周目勲、1周目ジルベルトです。これらは、どれも数時間単位で時間かかりました。勝った頃にはなんで戦ってたのか忘れる程です。ラスボスまでnormalのままやっただけ頑張ったと思います。でもアクション苦手な人は大人しく難易度下げましょうね。後悔しますよ。

 

それで開発の進み具合がこちら。

 

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この男、やる気が無い……!
 

 その他思ったこと

Hシーンについて

主人公声あるからなのか、Hシーンで主人公がしゃべりません。しかも、ヒロインがちょくちょく「こいつ直接脳内に・・・!」してきます。大変のエロゲでは主人公よりヒロインのセリフ(という名の喘ぎ声)が多いですが、これはなかなか珍しいかなーと。良い活かし方。拍手。真ちゃんカワイイ。

凌辱は基本苦手なのでやめて!以外言うこと無いデス。

 

設定の各所に散りばめられる嫌悪感の塊のような設定群

  • 幽霊ENDで壊れる甲
  • 変形する菜ノ葉の体
  • 千夏の義体周りの設定
  • 感情操作する恋結END
  • 愛した相手が実母のクローンという真実が明かされる亜希√
  • アセンブラ周辺のの描写、特に抱擁ENDのそれ

など、なかなか嫌悪感を呼ぶ設定が多い印象。どれだけキャラクター虐めれば気が済むんだ。もっとやれ。もっと優しい世界も有り得たハズなのに、しっかり全√抉りに来たのがこの作品で一番好感持てる要素です。

 これまで触れてきた仮想空間題材のシナリオ全部、こういうエグみとは程遠い内容だったから、いい意味で予想を裏切られました。そういう人も僕だけでは無いハズ。

 

戦闘パートによる盛り上がりの演出

正直、プレイ前まではゲーム性有のシナリオor世界観重視ゲーのゲーム性は、シナリオにとってオマケの域を出ないただの蛇足だと思っていました。そんなことなかったですね。戦闘中のセリフや相手の強大さなど、ゲーム性無しゲーの戦闘パートでは再現の難しい要素が多くあって、「なるほどー」と唸らされました。各√ラスボスの強大さやラスト間近の仲間の力強さなど、これでしか演出出来なかったでしょうね。

自分がド下手だからそう感じた説もありますが……

今年中にランスシリーズに手を付ける予定なのですが、そちらもより楽しみになりました。はよやりたい。

 

思恋結ENDを読んで考察しようとして失敗した話

「オタク向け創作における地球滅亡系の傾向」を考えようとして、知識不足で説得力のある結論が得られませんでした。

恋結ENDでは人類の生存圏獲得の為に宇宙進出を進める旨が示されていました。この作品やあの超大作エロゲでは、地球を切り捨て宇宙に活路を見出す展開がある種BAD ENDとして描かれていると思います。更に言えば、殆どの宇宙に目を向ける物語の根幹には、外的の排除や環境改善など、地球の生存圏を守るという究極目標が存在していると言えます。

何故そのような地球愛的傾向にあるのでしょう。単純な宇宙進出を描いても、厚みが出ないし共感を誘えないからでしょうか。それとも、宇宙戦艦ヤマト、さもなければ宇宙開発競争の影響なのでしょうか。もしくは、単純な宇宙進出を希望と共に描いた作品を自分が知らないだけなのでしょうか。アニメとラノベとエロゲで生きてきた自分にはわかりません。誰か教えて。

 

総括

初ゲーム性有エロゲで、しかもアクションゲー苦手なので不安でしたが、思った以上に楽しめたので安心しています。各BAD ENDは趣味趣向ドストライクだったのでこれからも定期的に周回します。戯画さんのDL版セールに感謝。

他のBaldr作品は、うーん、どうしようかな?skyの他は知人に「やめとけ」って言われたのでやりませんが、Baldr heartは金髪のヒロインが気になるからいつかやると思います。

 

あと、このブログについて。

やった作品全部感想書くわけでは無いです。どうしても喋りたいけどTwitterだと憚られることはだけこれからも書いていきます。

 

以上、戯言でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年にプレイしたエロゲに無理やりランキング付けしただけ

今年やったエロゲの振り返りついでにランキングを作ってみました。Twitterでやる予定でしたが、文字数制限鬱陶しくてブログ開設しました。暇かな?

 

2020年は62作プレイしたようです。思ったより少なかったですね。月5ペース。でも質は高かったです。いろいろと価値観が変わるレベルでの神作も複数読めたので、ここ数年では一番充実したオタクライフを過ごせたと思います。マジ幸せ。幸せのお裾分けしても余るくらいには幸せ。

 

前置きはこのぐらいにして、ランキングに移りましょうか。

言うまでも無いですが、自分の直観100%のランキングです。

あと、エロすけでつけた点数とは順番ところどころ違います。点数付けの限界っすね。

 

15位 『忠臣蔵46+1』

熱中度合だけなら歴代2位(1位はマブラヴオルタ)、確か3日で読み終えたので。ただ最終盤がイマイチ楽しめなかったのが悔しい。あれさえなければもっと好きになれていたと思うし、多分2周目突入してたと思います。

まだ武士の鼓動と新八といちゃこらするFDも残っているので来年には消化したいですね。『ぼくはきみだけを見つめる』も気になりますし、インレさんにはまだまだお世話になりそうです。

新作は、うーん。検討中。

 

14位 『ATRI』

エロゲじゃ無い?知らんな

nineに引き続き、ロープラの可能性を示してくれましたね。尺も値段当たりで考えれば十分ですし、BGM、CGは質も量も上々。終わり方も綺麗だし飽きないし、控えめに言って最高でした。これからのexeに期待。

 

13位 『G線上の魔王

発売当初からきになっていましたが、やっと今年読めました。期待通りでしたね。

殆どの「予想の範囲内」の中に「予想外」が上手に配置されていて、その予想外に直面した時は鳥肌モノでした。さすが。

ところで花音のCV担当されてる河合さんって独特の声あてられてて、他にどんなのに出演されてるかチェックしてみたんですが、『この青空に約束を』くらいしか聞いたこと無くてちょっと残念でした。名義変更されてたりするんでしょうか。

 

12位 『幻創のイデア

独特な構成してる作品大体好きなので、これも例に漏れず。多分、未プレイの3rdEyeゲー全部好きになれると思います。構成が特別なのってズルいですよね、それだけで先が気になって止まらなくなるし。

今作はなんと言っても、優真サイドのメインヒロインこと奈々美なるちゃんが死ぬほどかわいくて最高でした。特に物語中盤、そしてアフターで魅力爆発してましたね。最強です。超最強押しの皆ごめん。

いろいろ楽しかったですが、後述する前作死テスの方が好きですね。

作画好きなら外れんいと思うので、セールやってる今の内に是非!

 

11位 『最果てのイマ

この作品に関する中途半端は言葉は恐れ多くて書くことができません。ただ、終わった時のあの感情は、最果てのイマでしか味わえない類のモノだと個人的には思います。一風変わった作品に触れたくて古いイラストに耐えられる人は挑戦してみて下さい。パケ絵から受ける印象よりは新しいと思います。

こういう挑戦的というか例外的ノベルゲーム、もっと読んでみたいですね。

 

10位 『死神のテスタメント』

イデア同様構成が独特という魅力に加え、タイトル画面等を活用した演出はノベルゲーの長所を生かした素晴らしい演出だったと思います。

ヒロインも魅力的で、個人的にはヴィヴィがかなり刺さりました。彼女にフォーカスが当たるようになってからは相当楽しかったです。

最後がイマイチという評価も聞きますが、許容範囲でしょう。こちらはなんとダウンロード版セールで502円で買えるので、絵を見て少しでも気になった方は軽率に購入しちゃってくださいな(ダイマ)。みんな大好き桐谷華さんも出てるよ!!

 

9位 『AQUA』

期待値100点蓋開けてみれば90点って感じで、少し期待外れでした。期待しすぎ。楽しかったです。

凛√は個別単体なら相当好きな部類ですね。グランドEDはそこそこと言った所ですが、その後のおまけパート最後が卑怯でした(誉め言葉)。

なんと言っても曲が鬼強いのが今作の魅力。Everlasting Blueは俺的エロゲ史に残る神曲ですね。鳥肌モノ。

 

8位 『千の刃濤、桃花染の皇姫

後述するユースティアがかなり面白かったのでやってみました。シナリオ面は少し落ちますが、テンポが非常に良く、飽きずに読み切ることができました。途中下車こそ正義!

遥そらさんと小鳥居夕花さんがメインヒロインを担当されているのも嬉しい限り。耳が幸せでした。CVの好み補正含めて8位です。花あかりもやりたいですね。

 

7位 『白昼夢の青写真』

この手のゲームで泣いたのは去年プレイしたさくら、もゆ。、大昔にプレイしたCLANNAD以来の3作目。今思い返すと泣きPOINTが見つかりませんが、それだけ作品全体にぶん殴られたってことでしょう。つまり神ゲーでした。

皆さんかなり楽しんでプレイしているようですし、これからもこのくらいの意欲作が製作されてくれることを祈るばかりです。需要はありそうですし。ただの消費者なので業界事情とかはわかりませんが。

今現在、同ブランド1作目『キミトユメミシ』をゆったり進めています。大分雰囲気違いますが、これはこれで楽しんでます。これからのラプラシアンさんにも期待ですね。

 

6位 『はつゆくさくら』

初めて知ったエロゲはこれでした。まさか今になってプレイすることになるとは……人生何があるかわかりませんね。

昔、音楽の授業か何かで、Hesitation Snowを変則的楽器編成で演奏することになったのですが、自分は何もできなかったので、仕方なくOPムービーの間奏パートで流れる初雪君のセリフ叫びました。いい思い出(という名の黒歴史)です。

本編についてですが、新島先生独特のギャグと会話テンポが好みと嚙み合ったので冒頭から各個別、グランドまで総じて楽しんで読むことができました。ちなみにこのゲームでも泣きました。涙腺弱いですね。最後のアレですね。アレは卑怯。

間違いなく名作なので、最近のサガプラしか触れてない人は勿体ないのでやりましょう。

 

やっと5位まで来ました。こっから先は言わずと知れた名作ばかり。贅沢ですね。

 

5位 『恋×シンアイ彼女

賛否両論と噂の今作、夏のFanzaのワンコインセールの対象に入っていたので、何も考えずに買ってみたら大当たりでした。最初の1文で「ああ、これは面白いな」と思ったくらいには当たりでした。

このゲームの肝はなんと言っても星奏√なわけですが、個人的には、それ以外の3人の√、そして共通√の出来も非常に高い水準にあったと感じました。あまり共感は得られないかもしれませんが、ここまで安定した作品には早々巡り合え無いと思います。

確か12/17まで500円セールの対象に入ってるはずですので、前回買い逃した方は是非!

 

4位 『穢翼のユースティア

今年の4月の終わりにTwitterを始めまして、その直後にプレイしたのがこの作品です。起動の仕方がわからなくて、Twitterで皆さんにお尋ねしたのを覚えています。懐かしい。

ちょっと語ります。うっとおしければ次の段落丸々読み飛ばして下さい。

 

このゲームのシナリオ面の魅力は、主人公がシナリオの進行と共に場所を移していくことにあると思います。大半のエロゲでは、共通パート前半までにはほとんど全ての登場人物の紹介を終えてしまいます。そりゃそうです。最初から最後まで場所の移動が無いのですから、後半に多くの登場人物が現れたら不自然でしょう。一方今作は、主人公カイムが様々な場所に移動し、そこで新しい登場人物達と新しい関係を築いていきます。そのような展開がちょうどよい頻度で訪れるので、飽きずにプレイすることができたのだと思います。そして何より、この場所の移動によって、冒頭では主人公にとっても読者にとっても未知だった舞台世界を、同じ視点で段階的に知っていくことができるのです。やはり全てのオタクにとって、世界観が明らかにされていく過程は見ごたえのあるものでしょう。暗めの世界観が魅力的なこのゲームにぴったりの構成だと思います。これで面白くならないわけないです。

 

はい語り終わり。読んだ人お疲れ様です。意味不明でしたかね?

短くまとめれば、「途中下車が板!」ってことです。道中個別は多少犠牲になりますが、自分はそういうのが好きですね。

個別単体だとリシア√がずば抜けて好きですね。あの√が無ければティア√に至る前に胃もたれ起こして中断してたかもしれません。カワイイしね。

このゲーム好き過ぎてもう3周しまた。まあまあ長いのに、よくやるもんです。

 

3位 『蒼の彼方のフォー・リズム』

明日香√は全エロゲ個別√俺の脳内選手権1位に輝きました。告白シーンで百合アニメ見てる時より悶え苦しみました。あと最後は鳥肌。

他の√も綺麗で素敵な作品。でも明日香√だけ周回してます。

 

2位 『マブラヴ』『マブラヴ オルタネイティヴ

さすがエロゲ界のモンスタータイトル。どこかの漫画家と同じ言い方になってしまいますが、本当に殺されるかと思いました。読み終えて3日は「俺、生きてていいのかな……?」という危険な余韻に支配されて、文字通り何もできませんでした。無印とオルタ合わせて5日で完走したくらいには没頭しましたね。絵が苦手で敬遠していましたが、本当にプレイしてよかったです。

外伝や君望もいつかやります。はよBOX買わんとな。

 

1位『キラ☆キラ』『キラ☆キラ カーテンコール』

Twitterでフォロワーさんのおすすめでやってみました。結果大当たり。ありがとうフォロワーさん。

共通も各個別も十分面白いけど、なんと言ってもノーマルENDが素晴らしい。trueEND読まなくていいかな?と思うくらいにはぶっ刺さりました。今でもあの時の感動は覚えています。自分のビジュアルノベルに対する考えを更新した瞬間でした。

そしてFDのカーテンコール。評価低めで不安でしたが、蓋を開けてみれば「キラ☆キラのFDはこれ以外にあり得ない」とさえ感じる程楽しめました。村上はいいキャラしてますね。

そしてなんと言っても素晴らしい楽曲の数々。自分の場合、ゲームの余韻を引きずる一番大きな原因は楽曲との対応付けでして、今でも、脳内で『君の元へ』や『キラ☆キラ ~All Star~』が流れただけで鳥肌が立ちます。

といわけで1位です。関連作品?であるところの『deardrops』、そして2作品のその後を描いた『d2b VS DEARDROPS - Cross the Future -』も併せたら殿堂入りモノでしたね。

 

殿堂入り『CROSS†CHANNEL

これ以上の作品はありません。エロゲとかビジュアルノベルとかもうそういう次元じゃない。昨年プレイした『サクラノ詩』と一緒に殿堂入りです。さよなら。

 

 

総括

10位以上は振り返ってみてもどれも神ゲーでした。

これだけ面白い作品を消費したのに、過去作だけでもやりたい作品がまだまだたくさんあります。WA2、超電激ストライカー、ナツユメナギサ、ランス、ジンガイア、バルドシリーズ、からの少女シリーズ、MUSICS!、アイこめ、色セカ、パルフェ、神まほ、などなど、とても書ききれません。

来年も楽しいオタクライフが過ごせそうです。エロゲ最高!